fc2ブログ

キュ   キュ

ある日小便をしてると少しピリッと痛みを感じた。割れ目をフリスクみたいにズラすと中が少し赤かったので、尿道炎かなといつものように自然治癒することにした。数日後亀頭がただれた



今まで尿道を尿で洗い流すことだけでちんぽの異常を治してきたので、怖くなってネットで似た症状のちんぽを検索すると、"亀頭包皮炎"と出てきた。なんだこの包茎丸出しの名前はクスクスクス、口を押さえながら俺は包茎だったこと思い出した。"幼児がなる病気です"。やかましいわ。大人もフェラチオやオナニーで知らないうちに傷つけたところからバイ菌が入るとなるらしい。女は意外とちんぽの大小気にしないと聞くがただれの大小は気にするはずなので、短小包茎の上に剥いたら水虫出てきたらパイプカットしたのと同じなので、生まれてはじめて泌尿器科へ行くことにした



泌尿器科のためだけに降りる駅が出てくるとは..と思いながら、亀頭包皮炎にならなければこの街でカレーを食べることもなかったなとくだらない昼飯を食べ、こんなに亀頭包皮炎て口にしてるの俺か飛影ぐらいだなと思いながら、ソープに入る時のここの従業員が出勤しただけですの顔とスピードで泌尿器科に飛び込んだ。



受付を終え、渡された紙コップにトイレで尿を入れて返し、しばらく待合室のソファーで先に座ってた風俗嬢(決めつけだけど)と一緒に待った。「風俗嬢さーん」と名前を呼ばれ、あとで来たスーツのエイズの人と2人きりになったので、本棚に山崎大紀無いだけで緊張感も雰囲気も風俗の待合室に似てるなと、一応トイレでちんぽを剥いてから待合室戻ると、風俗嬢がお腹を摩りながら出てきた診察室のドアの隙間から「たかさーん」と呼ばれた。



ちんぽを出し、診察台の上に仰向けになると天井のライトが眩しくて中絶される気分になった。


「キュ    キュ」


ゴム手袋した中年が立っていた。ゴム手袋つけるのうまいなと笑いそうになりながら、「よろしくお願いします」と言うと、マスクを引っ張り「よろしくお願いします」と律儀に口を見せてくれたあと、さりげなくちんぽの皮を剥かれ、トイレで剥いておいたのが意味ないのも風俗と同じだなと赤面してると、フリスクの口が全開にズラされ、2、3粒取り出すだけと思ってた俺はアッ!と声が出た。



診察が終わり、ゴム手袋してない中年に「亀頭包皮炎ですかね」と尋ねると「そうかもしれないね」(かも?)と言われた。「そうかも」ならちんぽが包茎なのを見ただけで言えるだろと、「亀頭包皮炎なのか今すぐはわからないですか?」と尋ねると「(検査の結果が出る)1週間後じゃないとわからないね」と言われたので、今日わからないのかよと今日から1週間を想像して嫌になり、「少しでも不安な気持ちを減らしたいので見た感じで亀頭包皮炎の確率がどれぐらいなのかとかもわからないですか?」と医者が言われてうっとおしい質問ベスト5に入るだろうなと思う見た目の確率尋ねると「フィフティ、フィフティかな」と「そうかもしれないね」を英語に直されただけだったが、この人良い人だなと思った。




1週間後、結果を聞きに行くと、「普段空気中にある+と-の菌がたまたま尿道に入っただけ」という、空気とちんぽってそんなギリギリの関係なのかとある意味性病より怖い答えだったが、何回聞いてもエイプリルフールの気がするので、そうなんだと思うことにした。「亀頭がただれたのは洗いすぎです」と言われ、結果だけ聞くと、泌尿器科来なくて良かった
スポンサーサイト



コメントの投稿

Secre

プロフィール

たか たけし

Author:たか たけし


ビッグコミックスペリオール「住みにごり」連載中



週刊ヤングマガジン「契れないひと」連載 全3巻



たかたけしの店 https://suzuri.jp/takatakeshi



お仕事などの連絡先 takatakeshi300@gmail.com

リンク
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR