連載
6月17日(月)発売の週刊ヤングマガジンから漫画の連載をはじめることになりました。
タイトルは「契れないひと(ちぎれないひと)」です。俺は、たかたけし。
去年DAYS NEOという編集者と出会える漫画投稿サイトに、このブログの漫画をそのまま転載していたのだが、3月に担当したいと言ってくれた編集者の方がヤンマガで、そこから1年ぐらいネームを持って行っては直し、持って行っては直し、「ここからここまでは原稿に描いても雑誌にしたら見えないから描いちゃダメだよ」と漫画の描き方の最初のページに載ってるようなことを教えられたり、「今誰が喋っていて何をしているの?」とコマを移動するたび質問されるので紙芝居してる気持ちになったり、「アパートの玄関ドアの外側に内側のポストを付けているね」と指摘され頬を赤らめたりしながら、いつのまにかマジかよと思う雑誌に連載が決まっていた。
2年前にやっと漫画賞をもらったが、いろいろうまくいかなかった。人間不信になる編集者とも出会い、雑誌の最終ページでそいつの役職が下がっているのを確認してほくそ笑んだり、雑誌の最終ページのそいつの編集者コメントを読んで「生意気に海外旅行行ってんじゃねえよ。お前みたいなクズはその場で回転してろ。」とイライラしたり、雑誌の最終ページしか読まない荒れた生活をしていたのだが、もう40だということもあり、このまま最終ページに吠えながら死んでいく人生は辛すぎると思い直して、また一からやるぞと前からよくエッセイ漫画の方が向いてると周りから言われてたので、ブログに描きはじめ、その中に出てきた飛び込み営業のエピソードが結果的に、新しい編集の方との出会いになり、連載になったので、くよくよしてる命が足りないおじさんでよかったと思った。
酷い目に合わされた人を忘れないように、優しくしてくれた人のことも忘れないものだ。たぶん相手が忘れてることも連載が決まったと聞いてから思い出すことがある。ネットで大喜利やってた時代からブログを面白いと言ってくれた人、けつのあなカラーボーイやA4しんちゃんの同人誌に描いたほとんど誰も読んでない私の漫画を褒めてくれた人、文学フリマのブースにいたら透明人間を見てる目をされたと卑屈な冗談言ってたことを聞かれたのか、私だけのサインが欲しいとわざわざ言ってくれた人、1番年上なのに何も言わず奢ってくれる人、仕事とはいえおじさんの耳まで舐めてくれたおっぱいパブの人、転んだ時に無かった石、ガラスの破片、まだスタートラインに立っただけですが、人の優しさでギリギリ40年生きてこられた実感があるので、ありがとうございますねこれからもよろしくお願いいたしますねと、‘ね’が付いただけで心を感じなくなる感謝で言いたいと思います。もしかしたら、すぐ打ち切られて、来年にはコンビニでヤンマガの最終ページに射精して逮捕されてるかもしれませんが、できるだけ楽しく続けられたらと思います。
連載は続けて読むほうが楽しいと思うのでしばらく読んでもらえると嬉しいです。
よろしくお願いいたしますね。

タイトルは「契れないひと(ちぎれないひと)」です。俺は、たかたけし。
去年DAYS NEOという編集者と出会える漫画投稿サイトに、このブログの漫画をそのまま転載していたのだが、3月に担当したいと言ってくれた編集者の方がヤンマガで、そこから1年ぐらいネームを持って行っては直し、持って行っては直し、「ここからここまでは原稿に描いても雑誌にしたら見えないから描いちゃダメだよ」と漫画の描き方の最初のページに載ってるようなことを教えられたり、「今誰が喋っていて何をしているの?」とコマを移動するたび質問されるので紙芝居してる気持ちになったり、「アパートの玄関ドアの外側に内側のポストを付けているね」と指摘され頬を赤らめたりしながら、いつのまにかマジかよと思う雑誌に連載が決まっていた。
2年前にやっと漫画賞をもらったが、いろいろうまくいかなかった。人間不信になる編集者とも出会い、雑誌の最終ページでそいつの役職が下がっているのを確認してほくそ笑んだり、雑誌の最終ページのそいつの編集者コメントを読んで「生意気に海外旅行行ってんじゃねえよ。お前みたいなクズはその場で回転してろ。」とイライラしたり、雑誌の最終ページしか読まない荒れた生活をしていたのだが、もう40だということもあり、このまま最終ページに吠えながら死んでいく人生は辛すぎると思い直して、また一からやるぞと前からよくエッセイ漫画の方が向いてると周りから言われてたので、ブログに描きはじめ、その中に出てきた飛び込み営業のエピソードが結果的に、新しい編集の方との出会いになり、連載になったので、くよくよしてる命が足りないおじさんでよかったと思った。
酷い目に合わされた人を忘れないように、優しくしてくれた人のことも忘れないものだ。たぶん相手が忘れてることも連載が決まったと聞いてから思い出すことがある。ネットで大喜利やってた時代からブログを面白いと言ってくれた人、けつのあなカラーボーイやA4しんちゃんの同人誌に描いたほとんど誰も読んでない私の漫画を褒めてくれた人、文学フリマのブースにいたら透明人間を見てる目をされたと卑屈な冗談言ってたことを聞かれたのか、私だけのサインが欲しいとわざわざ言ってくれた人、1番年上なのに何も言わず奢ってくれる人、仕事とはいえおじさんの耳まで舐めてくれたおっぱいパブの人、転んだ時に無かった石、ガラスの破片、まだスタートラインに立っただけですが、人の優しさでギリギリ40年生きてこられた実感があるので、ありがとうございますねこれからもよろしくお願いいたしますねと、‘ね’が付いただけで心を感じなくなる感謝で言いたいと思います。もしかしたら、すぐ打ち切られて、来年にはコンビニでヤンマガの最終ページに射精して逮捕されてるかもしれませんが、できるだけ楽しく続けられたらと思います。
連載は続けて読むほうが楽しいと思うのでしばらく読んでもらえると嬉しいです。
よろしくお願いいたしますね。

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第二十三回文学フリマ出店のお知らせ
11月23日(水祝)東京で行われる文学フリマにA4しんちゃんというサークルで同人誌を発売することになりましたのでお知らせします。
【開催日】 2016年11月23日(水祝)
11:00~17:00予定
【会場】 東京流通センター 第二展示場
東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
【ブース】 2階Fホール【オ-39・40】
【サークル名】 A4しんちゃん
【タイトル】 「森のヤマンバ姉(ねえ)」1000円(税込)

参加者はこだま、爪切男、のりしろ、酉ガラ、たかの5人です。

こだま、爪切男は普段のブログのようなエッセイ、のりしろは小説、たかは漫画、酉ガラは長いツイートを書きました。よろしくお願いいたします。
【来場者特典】年賀状
希望者のみですが【こだま、爪切男、たか、酉ガラ、森のヤマンバ姉】のうち1人から年賀状が届きます。
当日ブースにアドレス帳が置いてあるので【住所 氏名 誰からもらいたいか】の項目を埋めてください。
いらない方は無理しないでください。
【注】のりしろは喪中のため不参加
希望者多数の場合正月に届かない可能性もありますので気長にお待ちください。
ぜひご来場ください。よろしくお願いいたします。
今さらだが、去年のりしろさんが「十七八より」という小説で群像新人文学賞を受賞した。
のりしろさんは大学生の頃から(知らなかっただけでもっと前からかもしれない)個人ブログで創作、ショートショートを毎日書いていた。はじめて読んだ時人の文章でこんなに笑ったことないぐらい笑い、これを毎日同じクオリティで淡々と書いてることに恐怖した。同じネットの趣味や私が書いてたブログを読んでくれてたこともあって、ネット上でだけだがずっと交流はあった。私がけつのあなカラーボーイというネットの集団に参加しはじめた時、のりしろさんも入ってくれないかなと思って誘うためにはじめてネット上ではなくオフで会うことになった。のりしろさんがネットの人に会うのはこれがはじめてだった。ブログでたまに出る大学生活の暗さ(友達がいない、便所で飯を食った)や妊婦がセックスするAVを見てることから人と接するのが苦手な感じかなと思っていたが、普通に目を見て話してくれる好青年だった。ブログでは創作の他に読んだ本の感想も書いていてそれが尋常じゃない数で、はじめて会った時も本屋で今日買った本を10数冊袋に下げていた。
けつのあなカラーボーイという集団がカスの動画を集めた動画祭をするので、何か自分たちでも撮りたいなと思い、のりしろさんと私と他数人で奥多摩の山奥へ行き“カメラを回しながらハイキングしてるとなぜか松本人志が見切れてる動画”を撮った。意味がわからないと思うが撮ったのでしょうがない。動画祭ではウケなかったが(松本人志じゃなく腕組んで眉間に皺を寄せて滝を見てる坊主の酉ガラだったので)撮影中こんなに楽しいことがあるのかとゲラゲラ笑った。
一緒になぜかアイススケートに行ったことがあった。私ものりしろさんもはじめてだったのだが、のりしろさんはすぐ滑れるようになり、私は壁づたいにヨロヨロ滑ってるところを同行したスケート経験者の女性に並走されながら「がんばって がんばって」と拍手され運動会の徒競走以来泣きそうになった。私がベンチで休もうとすると、のりしろさんは一人で滑りに行き、一周して帰ってくると一周してる最中に仲良くなった知らない姉妹の女の子を両手に連れていた。
いつ頃かわからないがのりしろさんは誰とも会わなくなった。ブログで淡々と創作を書く生活に戻っていった。ひさしぶりにご飯を食べる約束をしたが、約束の時間になっても全然来ないのでメールを送ると「今高尾山にいます」と高尾山から見える絶景の写メが送られてきて、「高尾山でうどんを食べてしまいました」と書かれていたのでそれはしょうがないと解散した。何の怒りも無く写メを見た時ウケたのだが、同時にどういうことなんだと不安にはなった。本人にしかわからないことだが、なんとなくこのままアクセス数一桁のブログに創作を書き続けて、いつしか人に見せることもどうでもよくなってブログにも書かなくなり、ひたすら部屋で誰も見ない原稿用紙にすごい文章を書いてる姿を想像した。
けつのあなカラーボーイがコミティアに同人誌を出したので、参加はしてないがのりしろさんにこういうのがあるので来ませんかと誘ってみた。特に返事はなく、当日を迎え、コミティアの会場で携帯を見るとのりしろさんから「東北に引っ越したので行けないです」と返事が来ていた。「一人でですか?」と聞くと「ネズミと来ました」と返事が来た。東京からペットのネズミと東北に引っ越したようだ。世界名作劇場みたいなデザインののりしろさんとネズミを想像しながら、なんかボーッとした気分になった。
数ヵ月後のりしろさんから連絡があった。向こうから来るのは珍しい。見ると「群像新人賞の最終に残りました」と書いてあった。東北ではこれに送る小説を書いていて、書けたので東京に戻ってきたようだ。「たぶん獲れると思います」とも書いてあった。数日後本当に受賞していた。人との飯の約束以外は有言実行だった。しばらくして、コンビニの夜勤の休憩中にtwitterを見てると、群像新人賞の授賞式で賞状を持って笑ってるのりしろさんが出てきて、関係ないのにこみ上げるものがあった。洞窟の中でずっと仏像を彫り続けてる仙人も山里を眺めてる日もあるはずで、勝手にいろんなことを想像してせつなくなっていたので本当によかったと思った。本人は何も思ってないかもしれないが。
そんなのりしろさんが珍しく「また同人誌をやりたいですね」(本人は覚えてないかもしれないが)と自分から言ったので、この同人誌をやることになった。
こだまさんがなし水に書いてた「夫のちんぽが入らない」を加筆修正して来年の1月にちゃんとした出版社から書籍として発売するらしい。イラストを送ったら「会いたい」と喫茶店に呼び出されて「将来性がある」「トップ3に入っていた」「髪型が若い頃のもんたよしのりに似てる」(悪口だろ)と阿佐ヶ谷姉妹の両方に似てるおばさんに通信講座に入会させられた講談社フェーマススクールズにしか褒められたことがない私からするとただただすごい話だ。少し前に出来上がった原稿を読ませてもらったのだが、なし水に書いてた「夫のちんぽが入らない」とは比べ物にならないぐらい面白くなっていた。爪切男も日刊SPA!でタクシー×ハンターという連載をはじめ、私と酉ガラは毎日ご飯を食べている。そろそろ誰も遊んでくれなくなりそうなので、今回の同人誌読んでみてください。よろしくお願いします。
【開催日】 2016年11月23日(水祝)
11:00~17:00予定
【会場】 東京流通センター 第二展示場
東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
【ブース】 2階Fホール【オ-39・40】
【サークル名】 A4しんちゃん
【タイトル】 「森のヤマンバ姉(ねえ)」1000円(税込)

参加者はこだま、爪切男、のりしろ、酉ガラ、たかの5人です。

こだま、爪切男は普段のブログのようなエッセイ、のりしろは小説、たかは漫画、酉ガラは長いツイートを書きました。よろしくお願いいたします。
【来場者特典】年賀状
希望者のみですが【こだま、爪切男、たか、酉ガラ、森のヤマンバ姉】のうち1人から年賀状が届きます。
当日ブースにアドレス帳が置いてあるので【住所 氏名 誰からもらいたいか】の項目を埋めてください。
いらない方は無理しないでください。
【注】のりしろは喪中のため不参加
希望者多数の場合正月に届かない可能性もありますので気長にお待ちください。
ぜひご来場ください。よろしくお願いいたします。
今さらだが、去年のりしろさんが「十七八より」という小説で群像新人文学賞を受賞した。
のりしろさんは大学生の頃から(知らなかっただけでもっと前からかもしれない)個人ブログで創作、ショートショートを毎日書いていた。はじめて読んだ時人の文章でこんなに笑ったことないぐらい笑い、これを毎日同じクオリティで淡々と書いてることに恐怖した。同じネットの趣味や私が書いてたブログを読んでくれてたこともあって、ネット上でだけだがずっと交流はあった。私がけつのあなカラーボーイというネットの集団に参加しはじめた時、のりしろさんも入ってくれないかなと思って誘うためにはじめてネット上ではなくオフで会うことになった。のりしろさんがネットの人に会うのはこれがはじめてだった。ブログでたまに出る大学生活の暗さ(友達がいない、便所で飯を食った)や妊婦がセックスするAVを見てることから人と接するのが苦手な感じかなと思っていたが、普通に目を見て話してくれる好青年だった。ブログでは創作の他に読んだ本の感想も書いていてそれが尋常じゃない数で、はじめて会った時も本屋で今日買った本を10数冊袋に下げていた。
けつのあなカラーボーイという集団がカスの動画を集めた動画祭をするので、何か自分たちでも撮りたいなと思い、のりしろさんと私と他数人で奥多摩の山奥へ行き“カメラを回しながらハイキングしてるとなぜか松本人志が見切れてる動画”を撮った。意味がわからないと思うが撮ったのでしょうがない。動画祭ではウケなかったが(松本人志じゃなく腕組んで眉間に皺を寄せて滝を見てる坊主の酉ガラだったので)撮影中こんなに楽しいことがあるのかとゲラゲラ笑った。
一緒になぜかアイススケートに行ったことがあった。私ものりしろさんもはじめてだったのだが、のりしろさんはすぐ滑れるようになり、私は壁づたいにヨロヨロ滑ってるところを同行したスケート経験者の女性に並走されながら「がんばって がんばって」と拍手され運動会の徒競走以来泣きそうになった。私がベンチで休もうとすると、のりしろさんは一人で滑りに行き、一周して帰ってくると一周してる最中に仲良くなった知らない姉妹の女の子を両手に連れていた。
いつ頃かわからないがのりしろさんは誰とも会わなくなった。ブログで淡々と創作を書く生活に戻っていった。ひさしぶりにご飯を食べる約束をしたが、約束の時間になっても全然来ないのでメールを送ると「今高尾山にいます」と高尾山から見える絶景の写メが送られてきて、「高尾山でうどんを食べてしまいました」と書かれていたのでそれはしょうがないと解散した。何の怒りも無く写メを見た時ウケたのだが、同時にどういうことなんだと不安にはなった。本人にしかわからないことだが、なんとなくこのままアクセス数一桁のブログに創作を書き続けて、いつしか人に見せることもどうでもよくなってブログにも書かなくなり、ひたすら部屋で誰も見ない原稿用紙にすごい文章を書いてる姿を想像した。
けつのあなカラーボーイがコミティアに同人誌を出したので、参加はしてないがのりしろさんにこういうのがあるので来ませんかと誘ってみた。特に返事はなく、当日を迎え、コミティアの会場で携帯を見るとのりしろさんから「東北に引っ越したので行けないです」と返事が来ていた。「一人でですか?」と聞くと「ネズミと来ました」と返事が来た。東京からペットのネズミと東北に引っ越したようだ。世界名作劇場みたいなデザインののりしろさんとネズミを想像しながら、なんかボーッとした気分になった。
数ヵ月後のりしろさんから連絡があった。向こうから来るのは珍しい。見ると「群像新人賞の最終に残りました」と書いてあった。東北ではこれに送る小説を書いていて、書けたので東京に戻ってきたようだ。「たぶん獲れると思います」とも書いてあった。数日後本当に受賞していた。人との飯の約束以外は有言実行だった。しばらくして、コンビニの夜勤の休憩中にtwitterを見てると、群像新人賞の授賞式で賞状を持って笑ってるのりしろさんが出てきて、関係ないのにこみ上げるものがあった。洞窟の中でずっと仏像を彫り続けてる仙人も山里を眺めてる日もあるはずで、勝手にいろんなことを想像してせつなくなっていたので本当によかったと思った。本人は何も思ってないかもしれないが。
そんなのりしろさんが珍しく「また同人誌をやりたいですね」(本人は覚えてないかもしれないが)と自分から言ったので、この同人誌をやることになった。
こだまさんがなし水に書いてた「夫のちんぽが入らない」を加筆修正して来年の1月にちゃんとした出版社から書籍として発売するらしい。イラストを送ったら「会いたい」と喫茶店に呼び出されて「将来性がある」「トップ3に入っていた」「髪型が若い頃のもんたよしのりに似てる」(悪口だろ)と阿佐ヶ谷姉妹の両方に似てるおばさんに通信講座に入会させられた講談社フェーマススクールズにしか褒められたことがない私からするとただただすごい話だ。少し前に出来上がった原稿を読ませてもらったのだが、なし水に書いてた「夫のちんぽが入らない」とは比べ物にならないぐらい面白くなっていた。爪切男も日刊SPA!でタクシー×ハンターという連載をはじめ、私と酉ガラは毎日ご飯を食べている。そろそろ誰も遊んでくれなくなりそうなので、今回の同人誌読んでみてください。よろしくお願いします。
第二十一回文学フリマ出店のお知らせ
11月23日(月祝)東京で行われる文学フリマにまたA4しんちゃんで出店することになりましたのでお知らせします。今回私は何も書いてません。
こだま「塩で揉む」(ブログ)
爪切男「小野真弓と今年中にラウンドワンに行きたい」(ブログ)
こだま、爪切男がそれぞれ自身のブログをまとめたブログ本を出します。

【書籍名】塩で揉む
【著者】 こだま
【定価】 1300円(税込)
【ページ数】321
【表紙デザイン】 惣田 紗希
「原稿読んだのですがとんでもないボリュームですね」としりこだまさんに伝えると「読むの大変だったと思います。ありがとうございます!」と返事がきたのですが、あまりのボリュームにこち亀とろくでなしブルースしか読むものが無くなったやばい時期のジャンプをめくるスピードで読んだことが言えなかったです。いつの間にかSPA!やクイックジャパンでエッセイを書く謎のおばさんになってるしりこだまさんはもしかしたら次に本を出す時は同人誌ではなく出版社からということがあるかもしれませんので、内容に口を出す編集者がいない恐ろしさを味わえるのは今回だけかもしれません。おそらくエッセイの仕事で「今回は○千字で..」「入院した時の話で..」「○日までにお願いします」と慣れない縛りがある文章を書くストレスの反動で、家族や仕事や病の話から「それいる?」ってエピソードまですべてが筆者の思うがまま天真爛漫に入ってるので、何の説明もなく「祖父母の故郷であり、“チームいわし”の拠点でもある..」と言われても不思議と納得させる熱を感じました。自分が書きたいから書いた話を自分が本にしたいから本にした話しかない、まさにブログ本にふさわしい内容だと思いました。ずっと笑いながら読めます。表紙の惣田さんのイラストもかっこよく、たけしの映画みたいな不穏さも感じて、映画の中のたけしがいつの間にかこめかみに銃口を当てて自殺するしかなくなるように身バレが近づいてるしりこだまさんにぴったりな表紙だと思いました。やっと電車で読める表紙だ。

【書籍名】小野真弓と今年中にラウンドワンに行きたい
【著者】 爪 切男
【ページ数】168
【定価】 1000円(税込)
【表紙デザイン】 向浦 宏和
爪切男はブログ名を「生き別れた母親(実名)と兄(実名)を探しています」にしてたら、ほんとに母親からコメントがきたというTVのチカラってなんだったんだとあらためて思う出来事があった人で、リアルタイムで「母親から連絡がきました」とLineで見た時の興奮は今でも覚えています。他にもこういう不思議な経験をたくさんしてる人で、鶴瓶です。すいません。もう面倒になってきました。面白いので買ってください。本の値段を「俺の本がAVより安いのはありえへんと怒ったツイートをしてから1万円で売ってください。」と松本人志の寸止め海峡と同じにしたほうがいいと2度アドバイスして2度無視されました。
漫画家の向浦さんが書いた表紙は電車で読めないかもしれませんが、電車でパニック障害が起きる爪切男にぴったりだと思いました。こんなきれいな女の子を描けるようになりたい。
2冊とも編集した蟹江さんお疲れ様でした。おかげで面白い本が読めました。
【日程】2015年11月23日(月祝)11:00~17:00
【会場】東京流通センター 第二展示場

最寄り駅:東京モノレール 流通センター駅(徒歩1分)
空港快速は流通センター駅に止まらないので注意
流通センター駅を下車して正面に見える建物が会場である第二展示場
【ブース位置】エ-63・64(エスカレーターを昇った2階の会場です)
【サークル名】A4しんちゃん

では、当日お待ちしております。
こだま「塩で揉む」(ブログ)
爪切男「小野真弓と今年中にラウンドワンに行きたい」(ブログ)
こだま、爪切男がそれぞれ自身のブログをまとめたブログ本を出します。

【書籍名】塩で揉む
【著者】 こだま
【定価】 1300円(税込)
【ページ数】321
【表紙デザイン】 惣田 紗希
「原稿読んだのですがとんでもないボリュームですね」としりこだまさんに伝えると「読むの大変だったと思います。ありがとうございます!」と返事がきたのですが、あまりのボリュームにこち亀とろくでなしブルースしか読むものが無くなったやばい時期のジャンプをめくるスピードで読んだことが言えなかったです。いつの間にかSPA!やクイックジャパンでエッセイを書く謎のおばさんになってるしりこだまさんはもしかしたら次に本を出す時は同人誌ではなく出版社からということがあるかもしれませんので、内容に口を出す編集者がいない恐ろしさを味わえるのは今回だけかもしれません。おそらくエッセイの仕事で「今回は○千字で..」「入院した時の話で..」「○日までにお願いします」と慣れない縛りがある文章を書くストレスの反動で、家族や仕事や病の話から「それいる?」ってエピソードまですべてが筆者の思うがまま天真爛漫に入ってるので、何の説明もなく「祖父母の故郷であり、“チームいわし”の拠点でもある..」と言われても不思議と納得させる熱を感じました。自分が書きたいから書いた話を自分が本にしたいから本にした話しかない、まさにブログ本にふさわしい内容だと思いました。ずっと笑いながら読めます。表紙の惣田さんのイラストもかっこよく、たけしの映画みたいな不穏さも感じて、映画の中のたけしがいつの間にかこめかみに銃口を当てて自殺するしかなくなるように身バレが近づいてるしりこだまさんにぴったりな表紙だと思いました。やっと電車で読める表紙だ。

【書籍名】小野真弓と今年中にラウンドワンに行きたい
【著者】 爪 切男
【ページ数】168
【定価】 1000円(税込)
【表紙デザイン】 向浦 宏和
爪切男はブログ名を「生き別れた母親(実名)と兄(実名)を探しています」にしてたら、ほんとに母親からコメントがきたというTVのチカラってなんだったんだとあらためて思う出来事があった人で、リアルタイムで「母親から連絡がきました」とLineで見た時の興奮は今でも覚えています。他にもこういう不思議な経験をたくさんしてる人で、鶴瓶です。すいません。もう面倒になってきました。面白いので買ってください。本の値段を「俺の本がAVより安いのはありえへんと怒ったツイートをしてから1万円で売ってください。」と松本人志の寸止め海峡と同じにしたほうがいいと2度アドバイスして2度無視されました。
漫画家の向浦さんが書いた表紙は電車で読めないかもしれませんが、電車でパニック障害が起きる爪切男にぴったりだと思いました。こんなきれいな女の子を描けるようになりたい。
2冊とも編集した蟹江さんお疲れ様でした。おかげで面白い本が読めました。
【日程】2015年11月23日(月祝)11:00~17:00
【会場】東京流通センター 第二展示場

最寄り駅:東京モノレール 流通センター駅(徒歩1分)
空港快速は流通センター駅に止まらないので注意
流通センター駅を下車して正面に見える建物が会場である第二展示場
【ブース位置】エ-63・64(エスカレーターを昇った2階の会場です)
【サークル名】A4しんちゃん

では、当日お待ちしております。
第二十回文学フリマありがとうございました

20日ぐらい前のことなのでもう自分の都合の良いようにしか覚えてないですが、文学フリマに来てくれたみなさんありがとうございました。同人誌「ペンネの日記」売れましたよ。
開場1時間前ぐらいに流通センターに着き、もう先に着いてた爪切男と一緒にしりこだまさん、漢字読めないさんが来るのを待っていると、見たことあるおばさんが見たことない防具を着てこっちに近づいてくるのが見えた。
しりこだまさんは最近首の手術をして首が動くとしんどいらしく、これを付けると首が固定されて下を向かなくてすむとこれから接客でお辞儀をする気がないことを暗に示してくれた。黄色のダイヤルを回すとサイヤ人の戦闘服みたいに首にフィットするらしい。ホテルからこれで来たと言ってたので、ベジータでも文学フリマにはポロシャツで来るだろうなと思ったが、ドラゴンボールのメディカルマシーンで溺死しそうなこの人からすると、文学フリマで本を売ることもナメック星でフリーザより先にドラゴンボールを集める緊張感があるんだろうなと思った。
しばらくすると漢字読めないさんが現れた。しりこだまさんのブログにも書いていたが漢字読めないさんは医者に余命宣告されてる人で体調に波があるので、もし当日辛かったら来なくていいと言ってあった。少し遅れてやってきた漢字読めないさんは余命マイナス一ヶ月の花嫁の顔をしていた。「毎日何してるの?」と聞いても無視されそうだった。しりこだまさんは漢字読めないさんと何度も会ったことあるのですぐわかったみたいだが、そんなに会ったことない僕と爪切男も今日が1番ダメな日なのがわかった。帰った方がいいと言ったが「生きている」と答えたので、とりあえず設営の準備をみんなですることになった。

去年なし水という同人誌を出した時に経験済みなので設営は簡単に終わった。長机に爪切男が買ってきた時々赤い動物がいる気持ち悪い敷物を敷いて、ポスターを貼り、しりこだまさんの旦那が風俗へ行ってたのをごまかすために「3時間ずっとプリンターを選んでた」(他にあるだろ)と買って帰ってきたプリンターで印刷されたポストカードを並べ、漢字読めないさんが接客中に死んで倒したら一番絵になる高さに本を山積みにしたら完成した。
開場すると、去年のフリマと同じようにvistaに会いに来たお客さんがたくさんいた。爪切男が働いてるバッティングセンターのお客さんも来てくれて、札を数えるだけの仕事をしていた僕も数えるたび「あら~♪」と嬉しかった。ふと後ろを見ると、漢字読めないさんが加藤茶に見えたのでいよいよだと思い、先に帰ってもらった。漢字読めないさんと入れ替わるように、遅れて酉ガラさんがきてくれた。実は会場ではじめて出来上がった本を読んだのだが、パラパラっとめくっただけでもう酉ガラさんのが面白かった。僕は近年ずっとデブで最近どんどんゴブリンみたいな体になってきて乳が出て困ると話したら、他の3人に乳を触られ「犬を触った時と同じ温度」「商売ができる」と言われ、肥満を温度で例えられるの嫌だなと思った。

金が無さすぎて「一銭も使わないからな」と本を売りに来たと思えない決意でいたんですが、それが通じたのか2冊も無料配布してる人たちからいただくことができました。食べ物以外も乞食はできるんだなと思いました。いしゃどうさんのエッセイ「ダバダ」と五十嵐うやうやさん方から頂いたビッグイシュー。ありがとうございました。

このおまけのポストカードの何を何枚刷るかは全部しりこだまさん判断なのだが、なぜかしりこだまさんは僕が作った「虹が出たなら」(初めてのポエム)とか「フィッシュカツ」(フィッシュカツに「これがフィッシュカツ...」と説明が書いてある)などのカスの方を大量に刷ってきて、みんなが欲しがりそうなしりこだまさんの母親が凶器を持って攻めたり守ったりしてる写真やしりこだまさんの首のレントゲン写真を少なく刷ってあり、予想通りしりこだまさんの写真の方が一瞬で無くなって、後から来たお客さんが残念がるということが起きた。
接客をしていてもほとんどしりこだまさんと爪切男のファンの人なので、途中2人が他の出店者のところへ買い物に行くために2人ともブースを離れようとしたのでどっちかは残らないとダメだよと言ったのだが「いえいえ、私なんてそんな..」といなくなり、僕と酉ガラさんだけがブースにいる瞬間があったのだが、みんな「なんだこのゴブリンとハゲは..」とがっかりした顔で帰っていく人が続出したので、メールですぐ帰ってこいと戻らせた。もうそういうのいいから、ちゃんとレントゲンを大量に刷って、ブースにすぐ戻ってきてほしい。遠いところからしりこだまさんや爪切男に会いに来たのに、札ばかり数えてるゴブリンとこのあと途中で抜けてアイドルのライブ見に行くハゲにしか会えなかった人がただただ申し訳ないので頼むよと思った。
あと、しりこだまさんに話しかけたい雰囲気がすごいのに、買うだけで何も言わずに帰っていくお客さんも多かった。この人のことを好きになるぐらいなので気ぃ使いの人が多いのかもしれない。何を言われても嫌がらないと思うので、もし次があれば話しかければいいと思いますよと、その横で僕に対して渡してないであろうおみやげのお菓子をポリポリ食べながら思いました。
何でここにいるのかがわからない白人女性がブースの前を通りかかり、ポストカードに興味津々だったので、大量に余ってるし好きなの持って行っていいよと言うと、「Really?」の顔で赤ちゃんが米粒で鏡餅を作ってる年賀のポストカードを大量に持って帰ったのが嬉しかった。どこの国の誰に送るんだよ。
ここでは告知しなかったんですが、フリマ後通販をし、そちらもおかげ様で完売しました。ありがとうございます。個人的にこのペンネの日記に収録されてる酉ガラさんの文章をたくさんの人に読んでもらえるのが楽しみです。松本人志、鳥山明、酉ガラ。
第二十回文学フリマのお知らせ

5月4日(月)東京で行われる文学フリマ(同人誌の小説などを売るフリマ)に出店することになりました。
参加者は、爪切男、しりこだま、漢字読めない、たか、酉ガラ(掲載順)の5人です。
しりこだま「塩で揉む」(ブログ)
爪切男「小野真弓と今年中にラウンドワンに行きたい」(ブログ)
漢字読めない(twitter)
酉ガラ(twitter)
しりこだま、爪切男、漢字読めない、たかは普段のブログのように自分や家族の話、酉ガラは長いツイートです。
去年は文学フリマで「なし水」という本を出しました。今年はのりしろさんがいろいろあって参加できませんでしたが、新しく漢字読めないさん、酉ガラさんという2人が参加してます。漢字読めないさんはしりこだまさんが誘い、酉ガラさんは僕が誘いました。
漢字読めないさんはしりこだまさんが自分のブログで紹介してた通り、余命宣告されてる人のようです。書いてもらう前に1度喫茶店で会ったのですが、ズボンの裾をめくると足が壊死していて反射的に笑ってしまいました(足に穴開いてたもので)。
酉ガラさんはtwitterでしか文章を読んだことないんですが、この人の長い文章読んでみたいと前から思ってたので、しつこく頼んで書いてもらいました。本のタイトルがなかなか決まらず困ってた時に、LINEで酉ガラさんに候補を見せて「どれがいいですかね?」と尋ねたら「難しいな..」と言ったあと、城とドラゴンのトークグループに現れた時は殺してやろうかと思いましたが、しつこく頼んで本当によかったと思いました。
【日程】2015年5月4日(月祝)11:00~17:00
【会場】東京流通センター 第二展示場

最寄り駅:東京モノレール 流通センター駅(徒歩1分)
空港快速は流通センター駅に止まらないので注意
流通センター駅を下車して正面に見える建物が会場である第二展示場
【ブース位置】Fホール(2F)のエ-11〜12
【サークル名】A4しんちゃん

【タイトル】ペンネの日記
【価格】1000円(税込)A5判102P
【編集】蟹江
【おまけ】しりこだまさんが家のボロボロのプリンターで刷った特製ポストカード付き

表紙、裏表紙は僕が描きました。イトーヨーカドーで見たベンチに座って友達に靴を見せてるばばあとその友達のばばあが良かったので描きました。
前回もそうですが、締め切り間近でも皆なかなか筆が進まず、なし水よりペラペラの本になるんじゃないかと不安だったので、最悪文字を大きくしてページ数を増やそうとしてました。酉ガラさんはパン屋の息子なんですが、パン屋を継ぐつもりはないらしいので、酉ガラさんに「途中で文章がオーブンに入って字が大きくなるのはどうでしょうか(膨らんで)。」「継げない代わりに せめて字を膨らませて」と提案したら「パン屋継げないから文学フリマで字を膨らませましたって人に言いたくない…」と断られたあと、「最悪それにします」と前向きだったのですが、どこが文学フリマだよということになり、ちゃんと普通の文字で書くことになりました。小さい文字で頑張りましたので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
では、当日会場でお待ちしております。
※なお、けつのあなカラーボーイ製作のガイコツが現れたらも当日会場で若干数販売予定 1000円(税込)
